高音質で歌を録音するのにコンデンサーマイクっていうのが必要って聞いたんだけど、種類が多くてどれを選んでいいか分からない…。
予算毎におすすめがあれば教えてください…!
数々のコンデンサーマイクを使ってきた私にお任せください!
そもそもコンデンサーマイクはダイナミックマイクに比べてどう違うのか?
このような違いがあります!
コンデンサーマイクは音を拾う感度も高いので、
家の周りに電車が走っていたり、騒音が多い環境ですと上手く録音出来ない場合があります。
その場合は、コンデンサーマイクの録音ではなく、ダイナミックマイクでの録音を推奨します!
↓おすすめのダイナミックマイクはこちら↓
そんな感じで、今回はコスパや価格帯、声質などにも合わせて、
あなたにおすすめのコンデンサーマイクを紹介致しますね!
※注意!
コンデンサーマイクを使用するにはファンタム電源 (+48V)という電源供給が必要です。
そのため、ファンタム電源が供給出来るオーディオインターフェースを用意しなくてはいけません。
ファンタム電源が搭載されているオーディオインターフェースを紹介しています!
↓おすすめのインターフェースについてはこちら↓
たくさんあるので、価格順でご紹介します。
audio technica|AT2020
こんな人におすすめ!
とにかく安い物が欲しい!
人気のマイクが欲しい!
国産のオーディオメーカーとして世界的に有名なaudio technica!
初めてコンデンサーマイクを買う人や、
とりあえず安く済ませたいっていう人には、
とてもコスパが良くておすすめ出来るコンデンサーマイクです!
割と多くの歌い手さんが、
AT2020とYAMAHAのAG03というオーディオインターフェースの組み合わせで
録音している、という話を聞きます!
(このセットを使ってる歌い手さんが多すぎて、音を聞くだけでこの機材セットだと分かってしまう強者MIX師もいるとかいないとか…w)
音質も1万円のマイクにしてはそこそこ良い音で録れるな〜と思いました!
過去に一度、
男性声優さんのWeb CMのナレーションのレコーディング案件をお手伝いしたことがあって、
その時にこのAT2020で録音をして納品しました。
なので、歌ってみたでも即戦力になるマイクだと思います!
ただ、音質が良いと言っても
後で紹介するマイクに比べると若干中域の厚みが足りなかったり、
高音域が耳に刺さるような感じがあるので、
使ってるうちにだんだん音質に物足りなさを感じるかもしれません。
そうなった時には新しいマイクにアップグレードして、
このAT2020は配信用に使うサブマイクにしちゃう!っていう手もあります。
人気のある機種なので、後々メルカリとかでも売りやすいと思いますし、
予算の限られた歌い手さんはとりあえず導入してみる、というのは全然アリだと思います!!
AKG|P220
こんな人におすすめ!
とにかく安い物が欲しい!
プロのお墨付きが欲しい!
付属品も充実したものが良い!
AKGはオーストリアのウィーンで設立した音響メーカーです!
オーストリアのウィーンっていうと、
代々クラシック音楽が盛んだった場所としてすごく印象が強いです。
っていう話は置いておいて、
そんなAKGのP220は緑黄色社会の『Mela!』(おうちでSINGALONG)ver.で
Vo.長屋さんが使用されていたので紹介させて頂きました!
プロも使用されているマイクなので、信頼性がありますね。
同時に、プロが使うとマイクの値段とか関係ねえんだ😇って思わされました笑
音源を聞く限り、低価格帯マイクでありがちな高音がキンキンする感じもないので、
1万円代のマイクの中では比較的扱いやすいマイクなんじゃないでしょうか!
こちらはしっかりとしたハードケースが付属していて、
なおかつサスペンションホルダーという、
マイクをスタンドに装着するためのアイテムも付属しているので、
この価格帯にしては申し分ないかな!と思いました!
LEWITT|LCT440 PURE
こんな人におすすめ!
歌唱力を全面に押し出したい!
コスパの良いハイクオリティなマイクが欲しい!
現代的なモダンサウンドが欲しい!
LEWITTというメーカーは、
オーストリアのウィーン発のメーカーで、
元々はAKGのプロジェクトマネージャーが独立して出来たメーカーです!
他の紹介しているメーカーより、比較的新しいマイクメーカーになりますね。
歌い手界隈ではLEWITTのマイクの性能が良いという口コミから、
ここ最近シェアがぐんぐん伸びているイメージですね!
音のイメージとしては、
ノイズが少なくて、とにかくクリア、帯域がまんべんなく録れている感じがします。
その中でもAKGの系譜を継いでるだけあって、高域の伸びがとても良くて、尚且つ太さ、芯もあります!
ボーカルから楽器まで万能に使えるっていうイメージですね!
とにかく音がクリアで、現代的なモダンサウンドがとても魅力的です😊
LCT440の上位機種ですが、
LCT640TSという機種が、BTSのレコーディングでも使われているくらいなので、
相当サウンドに定評があると思われます。
(しかも宅録で音源がリリースされている)
ただ、この動画を見る限りガツンとパワフルな声というよりは、
繊細な声、ウィスパー系(裏声の比重が多い声)の方が音が抜けて気持ち良さげな雰囲気ですね!
ちなみにLEWITTのマイクは他のマイクよりは近めに録らないと、
本来のLEWITTの音で録れないらしいです。
(メーカー公式発表)
マイクから大体15cmくらいの距離が適正らしく、
他のノイマンとかのマイクだと30~40cmが適正距離なので、注意が必要です!
audio technica|AT4040
こんな人におすすめ!
人気No.1のマイクが欲しい!
癖がない万人受けするマイクが欲しい!
先程紹介したaudio-technicaのAT2020の上位機種にあたります。
勝手な独断ですが、全歌い手の中で一番シェアが多いマイクなんじゃないでしょうか??笑
とりあえずこれ買っとけばオールオッケーでしょ!
って言われるくらい癖もなくフラットに音が録れるので、男女問わず万人におすすめ出来ます!
かくいう僕も、
AT4040は何度も買ったり売ったりして一番長く使用してきた腐れ縁的なマイクなので、
とても思い入れがあります。笑
AT4040で録音した ボーカルサンプル
素音源
MIX後音源
一般的な賃貸アパートで録音したものですが、綺麗に録れているんじゃないでしょうか?
ただ、1つ欠点と言いますか、
本当に音がフラットで癖もないので、録っていてだんだん飽きてきちゃうんですよね…。
なので、僕は何度も買ったり売ったりを繰り返してしまったわけなんですけど…笑
まあ、逆にその特性がMIXで音を作りやすかったりするので、
良い意味で安定しているマイクだと思います!
AKG|C214
こんな人におすすめ!
声が低音で柔らかめな人!
声にパンチが欲しい人!
先程紹介したAKGのP220の上位機種…、ではないです。
別のCシリーズというものになります!
AKGマイクの特徴である高域の抜けの良さが出てて、
AT4040とは違うクリアさがあります。
個人的には男女問わず低音系の歌い手さん(そらるさんやAdoさんみたいな)が、
このAKGのマイクを使うことで高音成分を補うっていうのが、
バランスが良くて良いんじゃないかと思います!
実際AT4040を使った時より、
AKGのC214で録った音の方がクリアで音抜けが良く、好みな音だったのを覚えています。
それか歌い手のメガテラ・ゼロさんやぐるたみんさんの様に、
元々の声にガツンとパンチがある人が、
更にブーストをかけるという意味でもAKGのマイクは良いんじゃないかなと思います。
マイク自体が小さいので取り回しやすいのもポイント。
そして頑丈なハードケースとショックマウント、
ポップガードというアクセサリ類も充実しているので、
お得感もあっておすすめです!
BLUE|Baby Bottle SL
こんな人におすすめ!
声量に自信が無い人!
声に太さが欲しい人!
先程紹介したマイク達より少しお値段が張りますが、私のイチオシのマイクです!!
最大の特徴はヴィンテージライクなサウンドと、音の太さですね!
あと、見た目がめっちゃオシャレ!
AKGのC214や、オーディオテクニカのAT4040と良く比較される製品なのですが、
Baby Bottleは中低域にパンチがあり、力強さを感じさせる一方で、
高音域はヴィンテージ感のある美しい倍音が含まれ、艶やかな音をしています!
特に他のマイクに比べ、少しGAINを上げるだけでより大きく声を拾ってくれます。
なので声量に自信が無い人や、声が柔らかめな人は、
このマイク特有の押し出しの強さでカバーをしてくれるので、相性が良いかと思われます。
クリアでありつつも、太さも出してくれるので、
AT4040や、C214よりとても歌を録るのに向いている機種だと思います。
MIXで音の太さを足すのは難しいので、最初から太く録れると、後の処理がしやすいです!
色々言いましたが、私は最近手に入れてすごくお気に入りのマイクになっています😊
マイク自体は少し縦に長いので、取り回しはしにくいのですが、
見た目が可愛いですし、付属のマイクケースも木の箱で出来ていて高級感があります。
ショックマウントも、しかっりとした作りになっているので、安心です!
まとめ
今回は代表的なコンデンサーマイクのおすすめを紹介させていただきました!
ざっと世の中のマイクイメージは、
AKG = 高域に癖がある、音抜けが良い
audio-technica = 癖がなく音がフラット
Lewitt = 音がクリアでダイナミックレンジが広い
みたいな感じになっていて、概ねその通りだと僕も感じています。
他にもたくさんコンデンサーマイクの種類があるのですが、
もし万が一歌い手を辞めてしまう可能性も無きにしもあらずなので、
後々売るときに価格の落ちにくい製品という要素も考慮して紹介しました!
声の特性に合わせたマイク選びも重要ですが、
最初はどういう物が良いかとかわからないものですので、思い切って見た目で決めて選んじゃうとか、
最初は安いものを買って、耳が超えてきたり、
だんだん音に満足しなくなってきたらアップグレードしてみるとかで良いかなと思います!
何事も難しく考えて悩まず、トライ&トライです!笑
良き相棒を見つけて、
歌い手ライフをエンジョイしてください!
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